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04

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2011(Mon) 00:04

Happy Birthday SHIMA!!

青祓


志摩君誕生日おめでとう!
ということで、素敵な企画に参加させていただきました!
またリンクはっと来ます><

色々言いたいけど、とりあえず睡眠優先したいのでまたこの記事編集します!

続きで本文→→→ web拍手 ※京都弁わかりません。
※燐志摩


志摩と付き合って大分時がだった。
彼の事を理解してるし、何でも知ったと思っていた。
でも、そうじゃなくて。
所詮あいつには勝てやしない。


「苦」


ザアアアア、
「・・・何なん!朝は晴れてやないですか!最悪や、傘持ってないですよ」
塾も終わり、生徒達の帰宅時間。
7月に入り雨の降る日も少なくなったが、夕立というのはかまわずやってくる。
俺と一緒に帰ろうか、そう声をかけようとした所で勝呂に遮られた。
「お前あほやろ。夕方の降水確率高かったで」
そう勝呂が半泣きの志摩をたしなめる。
なんだよ。俺が話しかけようとしたのに。
「せやかて・・・朝は大急ぎだったんです」
「お前な、早起きしろ言うてるやろ」
「俺はニュースの時間より寝る時間の方が・・・」
志摩の訴えを断つように、空が光り大きな音を立てる。
ほんの一瞬、彼が体を強張らせたのを俺は見逃さない。
あいつ、雷苦手なのか・・
「志摩、お前雷苦手やったろ」
勝呂の手が、志摩の頭を優しく撫でる。俺はそれを机を隔てた場所からただ眺めるだけ。
隠そうとしてるけど、隠しきれていない彼の幸せそうな顔。
・・・面白くない。
この場から逃げ出すように、俺は塾を後にした。


傘の、水を弾く音。
代わり映えしないサウンドをバックに重い足を動かし歩く。
朝と同じ道を歩いているはずなのに、どこか遠い場所へ向かっているのかと錯覚するほど長く歩いた気がする。
時折聞こえる足音が俺を追い抜かしていく。
水をたたいて。蹴飛ばして。
また、1つの足音が俺の所まで跳んできた。
その音はなぜか俺の背後で止まる。
知り合いか?そう思って振り返ると、そこには。会いたいようで会いたくなかった、彼がいる。
「奥村君!!」
「志摩?何だよ・・・つうかびしょびしょじゃん」
傘を差さず雨に塗れた志摩が、そこに息を切らして立っていた。
てっきり勝呂と相合傘して帰ってるのかと思ったのに。
「お前、勝呂は?一緒じゃねぇのかよ」
いいつつ、とりあえずハンカチを彼に渡し、傘に入れてあげる。
ありがとう。そういって微笑む彼に、なぜか少し泣きたくなった。
「何で坊がでてくるんですか?」
「・・・だって楽しそうにしてたし、そのまま帰るのかと」
雷が怖い彼を心配して頭まで撫でていたら、そりゃあそのまま一緒に帰るんだと思うだろう。
それに。
「それに、お前勝呂に頭撫でられて嬉しそうにしてたしよ。俺なんて別にいらねぇじゃん」
「・・・奥村君、それ本気で言うてるん?」
まずいことでも言ったのだろうか。志摩の声音には少々の怒りを含んでいる。
でも、勝呂たちといる志摩は楽しそうで、俺なんか要らないんじゃないか。そう思ったことは今回が最初じゃない。
勝呂の方が志摩を理解しているし。彼のことを何でも知っている。
「なんだよ、文句あんのか」
喧嘩したいわけじゃないのに。怒られた気がして、なぜか苛立ってくる。
怖くて、彼の表情を見れない。
ふと隣から志摩の気配が消えて、探すと足を止めた志摩が悲しそうに俺を見ていた。
その表情の原因は俺。笑っていて欲しいと思うのに。俺は彼に辛い思いをさせるだけ。
「俺ね、今日誕生日なんです」
「・・・あぁ、朝祝われてたな」
彼の誕生日なんて知らなくて、祝い損ねてしまったけど。
知らなかったけど、その分がんばって料理を振舞おうとか、考えていたのに。
一言謝って、それで料理を褒めて貰えたら嬉しいなと。
「本当はな・・・奥村くんに1番に祝って欲しかった」
「・・・無理なこと言うなよ」
俺だって1番に志摩を祝いたかった。
「それにな、雷が鳴ったときも、本当は坊やのうて、奥村君に縋りたかった」
「・・・・・・」
志摩は顔を俯ける。
雨が、少し弱まった気がする。傘を打ち付ける水の力が弱まった。
「俺ね、奥村くんが好きなんです。だから、いらないなんて言わんといてください」
「でもよ・・・俺、勝呂より志摩のこと理解してやれてないし。悲しませてばっかりで・・・」
今度は俺が俯く。
志摩の顔は見れないけど、気配で顔を上げたことが分かる。
「それでええやないですか」
「・・・え、いいの?」
「確かに、坊よりは理解されてへんかも知れん。俺かて、若先生みたいに奥村くんのこと知らんもん。
でもな、悲しいことがあるたび、奥村くんのことまた1つ知ることができたって嬉しくもなるんです」
「悲しいのに、嬉しいのかよ」
志摩の言うことに驚いて顔を上げる。
そこには微笑む彼の表情。この表情は、本物の表情だ。
彼の得意な嘘でも、建前でもない。
「だって、その時知った奥村くんはな、きっと若先生の知ってる奥村くんとはちゃうねん。
今回もな俺の事で悩んで、坊に嫉妬して、拗ねて帰ってまう奥村くんは、俺しか知らん奥村くんやと思うんです。
まだまだ若先生より奥村くんのこと知らんかもしれへんけど、でも俺だけの奥村くんはいくつも知ってるんです」
「志摩・・・ごめん。俺・・・」
「俺には、奥村くんが必要なんです。先に帰ってしもうた時はほんまに泣きそうになったんですよ」
「・・・ごめん」
だってあの時は本当に勝呂と仲良くしてて、見たくなかったんだ。
言わないけど。
「雨、晴れましたね」
「雨?あ・・・本当だ」
「俺、奥村くん追いかけてきたから、びしょびしょなんです。あと、寮もちょっと遠いんや」
雨はいつの間にか晴れて、夕日が見え隠れしている。
差しっぱなしだった傘を閉じて、二人並んで歩き出す。
慎重にさほど差はないから、歩調も同じ。
「・・・俺んち来るか?」
「ええんですか?あ・・・変なことしちゃ嫌ですよ」
「しねぇよ!つーか雪男いるし」
「あ・・・そかぁ。期待してたんに・・・」
いたらしてるかもしれないが、変な事。でも、こいつ期待してんだからいいんじゃねぇのか?
なんか、可愛い。
さっきまでの色々なんかいつの間にか吹き飛んでいた。
彼と並んで帰れるのが嬉しくてたまらない。
「なぁ、しーま!」
「ん?何やの奥村く―――んっ!?」
彼の唇に、自分のものを重ねる。
こんなに至近距離な志摩も、きっと俺しか知らない。
見つけた、俺しか知らない志摩!
唇を触れ合わせたのは一瞬。顔を少しだけ離して、次は頬にキスを送る。

「誕生日おめでとう!生まれてきてくれてありがとな!!」




 苦。 

(苦しい日も、彼と一緒なら乗り越えられる。
 生まれてきてくれてありがとう。
 これからも、一緒に生きよう)

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